自己制御ヒーター(オートトレースヒーター)[pentair・レイケム]は、
ポリマーと導電性カーボンとの特殊な配合から成る抵抗素子により、2本の導体全長にわたり無数の並列的電気回路が形成されます。
素子が熱くなると、このコアが膨張し、これにより電気抵抗が増加しヒーターの出力が減ります。コアの温度が下がると収縮し、電気抵抗が減ってヒーターの出力が上がります。
この刷新的な技術により、自己制御ヒーター(オートトレースヒーター)は温度の変化に対する反応を繰り返し続けます。
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■①自己制御ヒーター(オートトレースヒーター)[タイコ・レイケム社]が冷めた部分ではコアがわずかに収縮し、導電性カーボンの結合が密になり多数の電流通路を形成します。コアの通電により自己制御ヒーター(オートトレースヒーター)は発熱します。
■②より暖かい部分ではコアがわずかに膨張し、多数の電流通路が切断されます。電気抵抗が増加し、自己制御ヒーター(オートトレースヒーター)の出力が下がります。
■③熱い部分では、コアの膨張により電流通路がほとんど切断されます。
高い電気抵抗のため、出力はほとんどゼロになります。
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